by tete04 |
2012年 06月 02日
NY郊外の住宅街に暮ら夫婦(ニコール・キッドマンとアーロン・エッカート)は 幼い息子を交通事故で亡くした悲しみから立ち直れずにいた。 愛する者を失くした悲しみは同じなのに それを消化する方法は違っていて・・・ 妻は周りの優しさに苛立ち嫌悪感さえ抱いてしまう ある日妻は、偶然、加害者の少年を見かけ後をつける、 やがて言葉を交わすようになるのですが 「悲しみは消えないけれど、重さが変わる。 時間が経てば、のしかかっていた重い大きな石が、 ポケットの小石に変わるのよ」 やはり息子を亡くした経験のある妻の母が言ったセリフが沁みます。 私の”神などいないと思った悲しさ”も 時がたち、今は小さな石ころになっているから。 「悲しみは、逝ってしまったひとに属すもの 逝ってしまったひとがたったひとつ残していくもの 悲しみは、逝ってしまったひとそのもの だからひとは、悲しみと寄り添って生きていくことができるの」 絶望の中から少しずつ前に進もうとする姿を演じた ニコール・キッドマンが素晴らしかったです。 9点
by tete04
| 2012-06-02 23:46
| シネマ
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