by tete04 |
2013年 06月 04日
1943年ナチ占領下のポーランド ユダヤ人を地下にかくまった水道労働者ソハの実話を基にした作品です。 地下に盗品を隠しながら暮らしていた水道労働者のソハは、 ある日、ナチスの迫害から地下に逃れたユダヤ人たちに出会います。 最初は金目当てでユダヤ人をかくまったソハですが、 少しずつ彼らに同情するようになっていく。 ソハは英雄でもなんでもなく もともとはユダヤ人を相手に金儲けを目論んでいた普通の男。 その男が次第に彼らのために自らの危機をも顧みずに助けるようになる その心の動きに目が離せませんでした。 ソハの奥様がとっても素敵です! ねずみがはびこり酷い悪臭の地下水道に14ヶ月も 隠れ潜んでいたという事実に愕然とします。 監督は英語劇を製作して欲しいというオファーを断り 場所と時代、そこに生きた人々が使った言葉にこだわり登場人物に合わせたオリジナルの言語を用いたそうですが その思いが作品に深みを出していると思います。 10点
by tete04
| 2013-06-04 00:19
| シネマ
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