by tete04 |
2009年 04月 28日
2007年 イギリス・南アフリカ 多数の映画祭にノミネートされてるのに日本未公開 『ホテル・ルワンダ』『ツォツィ』に続き南アフリカの問題を取り上げた作品 この2作品とも好きな映画です ヒラリー・スワンクはエージェントに送られてきた脚本を読み感銘を受け、 プロデューサーに直談判して出演したという意欲作 彼女は人種差別が題材の「フリーダムライダース」でも人権派の教師を演じています ハリウッドの社会派女優、目が綺麗ですね 南アの実話を元にしたどの映画を見ても、毎回凄いと思う「民族和解委員会」 白人支配の当時の犯罪はこの民族和解委員会』の聴聞会で、 全てを告白すれば恩赦で無罪とされるのです 元警官の恩赦申請に、黒人政治家が異議を申し立て話は進んでいきます ヒラリー・スワンク演ずる弁護士は黒人側の弁護につき 警官の行為を調査していく過程で驚くべき事実が明らかになっていくのです とても、いい映画でした 9点 アパルトヘイト 1948年に公式に制度化され、1991年に廃止されました 1996年 マンデラ大統領の呼びかけによって設置された民族和解委員会 人権侵害の真相解明 真実を追究することで、アパルトヘイトという過去を清算しようといいうもの 民族和解委員会 委員長ツツ大司教のことば 「過去に目を閉ざせば同じ事の繰り返しです 過去の真実を見つめなければいけません その時初めて、新しい社会を作る事が出来るのです」 2年半に及ぶ取り組みで、1万5千件の究明が行われたという マンデラ大統領のことば 「報告書は相手への複雑な感情や苦しみを呼び起こすでしょう それと引き換えに、処罰なき正義を手に入れられるのは、 被害者にとっては受け入れがたい哲学的な問題でしょう」 個々の憎しみを押さえて、民族和解への道をすすむ南アフリカ 2010年FIFAワールドカップ 南アフリカ大会 成功するといいですよね!!
by tete04
| 2009-04-28 16:14
| シネマ
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